こんにちは!ウサです。
メンタルが弱い・自信がないと悩んでしまうこと、ありますよね。
もし他人と比較して落ち込むことが多いのであれば、自分の持っている「モノサシ」を見直してみてください。
学歴、年収、会社での地位、フォロワー数など一般論的なモノサシ(他人のモノサシ)で自分の価値を測っていると、劣等感を抱きやすく、メンタルが不安定になってしまいます。
持つべきモノサシはずばり、「自分のモノサシ」です。
本記事では、自分のモノサシとは何か、自分のモノサシを持つメリットや方法を紹介していきます。
・メンタルが弱い・自信がないと悩んでいる
・他人と比較して落ち込むことが多い
自分の価値を決める2つのモノサシ
自分で自分の価値を測るモノサシは主に「他人のモノサシ」と「自分のモノサシ」の2種類あります。
それぞれどういう意味なのか?見ていきましょう。
自信がない人は他人のモノサシで測る
他人のモノサシとは、他人がもつ価値基準のことであり、常識などを含めた一般論的な価値基準も他人のモノサシに含まれます。
例えば、学歴(偏差値)、年収、社会的な地位、フォロワー数などがあります。
これらは尺度が明確でわかりやすいですが、自分を測るモノサシにしてしまうと、他人との差がはっきり見えてしまい、自信がなくなってしまいます。
こういったものは一般論的には高い方が良いとされていますが、必ずしも個人単位でみると当てはまるわけではありません。また、その人の能力や人望や幸福度などを正確に反映しているわけでもありません。
いくら頑張って年収をあげたところで、上には上がいます。自分の価値を他人のモノサシで決めていると、一生自分に満足できない人生になってしまいます。
瀬戸内寂聴さんの言葉にこういったものがあります。
”周りと違っていないかいつも不安で、人と比べて足りない所があると、自分を嫌いになる人がいます。他人の物差しで自分をはかるから、自信が持てなくなるのです。”
瀬戸内寂聴
自信がある人は自分のモノサシで測る
じゃあどうすればいいのか。それは「自分のモノサシ」を持つことです。
自分のモノサシを持つとは、自分が大事にしている考え(=価値観)にもとづいて自分を評価することです。
例えば「人に優しくしたい」と考えている人は、友人の話をじっくりきいて励ましたり、電車で席を譲ることができたら「自分は頑張っているな」と評価し、人を傷つけてしまったときは「もう少し頑張ろう」と評価する感じです。
自分のモノサシのいいところは、自分でコントロールできることです。他人がどうであろうと、自分のペースで、コツコツと積み上げていくことができます。
この、「自分は自分」と線引きできている感覚が、メンタルの強さや自信につながります。
自分のモノサシを持つメリット
自分のモノサシを持つことで、どのような良いことがあるのでしょうか。自分のモノサシを持つメリットをもう少し深掘りしていきましょう。
自己肯定感が上がる
自分のモノサシに従ってコツコツと努力している人は、「自分はやるべきことをやっている」、「自分はこれでいいんだ」という感覚が生まれます。
他人と比較することが減り、他人の言動に振り回されないブレない軸を手に入れることができます。
人がついてくる
自己肯定感が上がり、メンタルが強くなると、言動に余裕が出て人から見て魅力的に映ります。
その人の持つ余裕が、物腰の柔らかさや明るい雰囲気など、その人からにじみ出るオーラとなって表れてくるんですね。
また、自分のモノサシを大事にする人は、相手には相手のモノサシがあることも理解しているので、自分の価値観を押し付けません。
このような人に人はついていきたいと思いますので、結果的に社会的な地位や年収などが上がっていきます。
競争社会から脱出できる
自分を他人のモノサシで測ろうとすることは、自分も他人と同じ土俵に上がり、競争することと同義です。つまり相手が勝つと自分が負ける競争社会です。
適度な競争心は自分を奮い立たせる効果がありますが、常に競争社会に身を置いていてはプレッシャーや焦りにさらされ続けてメンタルが弱ってしまいます。
当たり前ですが、みんなが同じ人生・同じゴールを目指しているわけではありません。わざわざ自分から同じ土俵に上がらず、自分の人生を生きることが、競争社会から抜け出して心豊かに生きるコツなのです。
自分のモノサシを持つ方法
自分のモノサシを持つメリットはわかりました。ではどうしたら自分にぴったりなモノサシをつくることができるのでしょうか。
つくり方はシンプルで、基本的には自分の大事なものをリストアップする、それを守る努力をするだけになります。詳しく見ていきましょう。
価値観を知る
自分のモノサシの核となるのが、「価値観」です。価値観とは、何を大切にし何に価値を見出すかという信念や考えであり、人それぞれ異なります。
自分の価値観を知る方法の一つに、価値評定スケールがあります。3ステップで簡単にできますので、試してみてください。
理想の人物像を描く
自分の価値観をみつけたら、その延長線で理想の人物像についても考えてみてください。つまり、自分はどんな人物になりたいか(どんな人物でいたいか)ということです。
例えば、「家族や友人を大切にする」価値観を持っている場合、仕事より子供との時間を最優先する人物・友人の話は親身になって聞き、常に味方でいる人物・妻/夫との記念日には欠かさずプレゼントを渡す人物、などが考えられます。
価値観を人物像に落とし込むことで自分のものさしがより具体化されます。
大事なものを大事にする努力をする
自分の価値観や、その延長である理想の自分像が自分が最も大事にすべきものになります。
自分の価値観に沿って行動し、理想の自分像に少しでも近づく努力をしているか?このように自分のモノサシで測ることで、人生は充実していきます。
逆に言えば、自分の価値観からみて優先順位が低いことは、気にしなくてもいいのです。
まとめ
自分のモノサシをもって充実した人生を送ろう
いかがでしたか。自己評価に使うモノサシには他人のモノサシと自分のモノサシの2種類があります。
他人のモノサシばかり使っていると簡単に他人と比較できるため、自分に自信が持てなくなり、メンタルが弱くなってしまいます。
一方、自分のモノサシを持つことで自分の大事なものが明確になり、他人が気にならずに自信を持てるようになるでしょう。そのためには自分の価値観を知ることが重要です。
自分のモノサシをもって、強いメンタルと充実した人生を手に入れましょう!